時間の管理

 時間の管理







 このテーマは大きなテーマですので、数回に分けて書きます。


 仕事の関係上、社長様など経営者の」方々にお話を聞く機会がとても多いのですが、殆どの方々が口を揃えて、「忙しい」、「時間がない」と仰います。


 確かに重要な業務をされているのだと思いますが、はたしてその全ての業務は社長自身がやらなくてはいけないものなのでしょうか?


 私があるIT企業の社長だったとき、毎月の始まりに、多額の出資をしていただいていた投資会社の担当者に前月の業績を報告するための書類作成のために、毎月、その前夜は殆ど徹夜をして資料を作っておりました。


 今、考えますと、数字は既に出ておりますので、経理の担当者に任せても結果は変わりませんし、報告に行くのは社長の仕事だと思いますが、資料作成は委任しても良かったのではないかと思います。


 時間は、平等に24時間ありますが、過ぎたら取り戻すことはできず、貯めておくこともできず、誰かに譲ることもできない、非常に貴重な資源です。

 現場に近い仕事や経理・総務関係の業務をやっていると、何か仕事をしている実感があり、本人は充実しておりますが、本来、社長しかやれない仕事が疎かになっていることがありがちです。


 ここで、1ヶ月の業務を全て書き出して、その中で本当に社長がやるべき仕事を棚卸してみましょう。社長がやらなくてもよい仕事、社長でなくてもできる仕事が見えてくると思います。


 さらにそれらに難易度と優先順位をつけてみましょう。この後、部下に「委任」することになるのですが、「委任」については次回とさせていただきます。

 では、良い時間をお過ごしください!


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